アビリティの継承ルール

アビリティの継承ルール

アビリティについて

モンスターが覚えるアビリティにはロールアビリティと特性アビリティの2種類があります。

ロールアビリティは「たたかう」や「サンダー」、「ケアル」などのようにATBゲージを消費して使用するコマンドアビリティと覚えているだけで効果を発揮するオートアビリティの事で、ロールごとに決められています。各アビリティについてはモンスターのアビリティで解説しています。

特性アビリティはロールアビリティとは別に特性として覚えられるアビリティで、ロールを問わずに覚えられます。「HP+30%」や「アスピル系回復UP改」、「レアアイテム入手UP」など様々な種類のアビリティがあります。特性アビリティについてはモンスターの特性アビリティで一覧にしていますので参考にしてください。

アビリティの継承について

アビリティの継承はモンスター間で行われますが、継承に使用したモンスターは消滅してしまいます。モンスターが消滅しても、一度しか取れないモンスターを除き、再度仲間にする事ができます。

ロールアビリティはいくつでも覚える事ができますが、特性アビリティは10個までしかつけられません。

また、ロールアビリティは各アビリティごとに継承の可否が決まっていますが、特性アビリティについてはモンスターごとに継承の可否が決まっています。

その他にもロールアビリティと特性アビリティで継承ルールが違いますので解説していきます。

ロールアビリティの継承について

ロールアビリティの継承はロールごと

ロールアビリティは、ロールごとに使用できるものが決められていますので、同じロール間でしか継承されません。

例えば、「たたかう」はアタッカーのアビリティですが、これを覚えているモンスターをヒーラーのモンスターに継承させたとしても、ヒーラーが「たたかう」を覚えて攻撃してくれる、なんてことはありません。

逆に、「サンダー」を覚えていないブラスターに覚えているモンスターを継承すれば、今まで使用できなかった「サンダー」が使えるようになります。

ロールアビリティの継承個数

ロールアビリティを覚える個数についてはいくつでも覚えられるのですが、一度に継承できる数が決められています。具体的には継承させるモンスターのC.Lv回数+1になります。※C.Lv回数とはクリスタリウムのレベルアップの事で、各モンスターのクリスタリウムを1周するとクリスタリウムレベルが上がります。クリスタリウムレベルアップ時にはATBを増やすかロールボーナスを得るかを選択する画面が出てきます。

例えば、ランク1のモンスターを育てて、クリスタリウムを1周し、ランク2になったところで継承に使用すれば、1+1で2個継承できます。クリスタリウムを2周させてランク3まで育てた後に継承に使用した場合は、2+1で3個継承できます。

逆に、全く育てていないモンスターからでも1個は継承できます。

ロールアビリティの継承可否について

ロールアビリティは各アビリティごとに継承できるかどうかが決められています。

例えば、「チェーンスターター」は継承できるが「鎧通し」は継承できない、というようにアビリティごとに決められており、継承できないと決められたアビリティに関しては、どのモンスターを使用しても継承で覚える事はできません。

各アビリティの継承可否についてはモンスターのアビリティのページで一覧にしている他、各アビリティのページにも載せていますので参考にしてください。

特性アビリティの継承について

特性アビリティの継承はロールを問わない

特性アビリティについてはロールを問わずに継承できます。

例えば、「ガード系効果UP改」や「弱体系成功率UP改」、「ケアル系回復UP改」を持ったアタッカーを作る事もできます。但し、そのようなアタッカーを作ったとしても、アタッカーはガード系や弱体、ケアルなどのコマンドを覚えないため、上記のアビリティに関しては何の役にも立たなくなります。

特性アビリティの継承個数

特性アビリティは1体のモンスターにつき10個までしかつける事ができませんが、一度にいくつでも継承できます。いくつでもといっても10個までしかつけられませんので上限10個ですが、特性アビリティが0個のモンスターに特性アビリティ10個のモンスターを継承すれば、そのモンスターは一気に10個の特性アビリティを覚えます。

特性アビリティの継承可否について

特性アビリティはロールアビリティとは違い、各モンスターごとに継承の可否が決められています。

例えば、「チェーンボーナスUP改」についてはコボルト乙型がLv20、ジュエンダンがLv30、ガルキマセラがLv32で覚えますが、継承できるモンスターはジュエンダンのみです。

このような違いは、画面上で各モンスターの特性アビリティの項目を見ると分かります。継承できる項目は白い◎のようなアイコンがついていますが、継承できない項目については赤い鍵のアイコンがついています。このことから、継承できない特性アビリティについては「赤鍵」と呼ばれたりします。

また、どのアビリティが継承に使用できるかは、各モンスターのページまたは各特性アビリティのページに記載していますので、参考にしてください。

特性アビリティのロック状態

特性アビリティには3種類のロック状態があります。

ロック状態は画面上の各特性アビリティの左横にあるアイコンで区別できます。

  • 赤い鍵のようなアイコン
  • 黄色い鍵のようなアイコン
  • 白い◎のようなアイコン

赤い鍵のアイコンがついているアビリティは継承ができない事は前述の通りですが、さらに継承によって忘れる事もできません。但し、上位のアビリティへの書き換えは可能です。
例:(赤)ブレイク持続UP + (白orブレイク持続UP改 = (赤)ブレイク持続UP改

黄色い鍵のアイコンはユーザによりロックされた状態です。他のモンスターに継承することもできます。赤鍵より優先度は低いですが、白◎よりは高い優先度を持ち、最優先に継承されます。ロックの仕方等は後述します。

白い◎のアイコンは継承ができます。何のロックもかかっていない状態で、アビリティの持つ本来の優先順位に従います。

以上のことから、特性アビリティの優先順位は赤鍵>黄鍵>白◎のようになります。アビリティリスト上での並び方も同じようになっているはずです。

特性アビリティの優先順位

特性アビリティには、上記ロック状態による優先順位の他に個々に優先順位が決められており、その優先順位に従って継承されます。

まず優先度1のアビリティは優先度2のアビリティより下に表示されます。優先度3のアビリティは優先度2のアビリティより上に表示されますが、優先度4のアビリティよりも下になります。

このように優先順位順に並んでいき、継承の際に10個を超えたアビリティに関しては消滅してしまいます。

例えば、既に10個の特性アビリティを覚えているモンスターに、さらに特性アビリティを2個付与しようとした場合、12個のアビリティのうち優先順位の高い10個のみが残され、低い2個に関しては消滅するようになっています。継承させようとした2個が元々のの10個よりも低い優先度だった場合には、何の変化も起きずに終わります。継承によって新たに覚えるアビリティは画面上に水色の文字で示されますので、どこが変化したか分かりやすいと思います。

また、優先度が同じアビリティ同士に関しては、新しいものが上に、古いものが下につき、消滅する場合も古い順番から消えていきます。

特性アビリティの優先度についてはモンスターの特性アビリティのページに一覧で記載しているほか、各アビリティのページにも記載していますので参考にしてください。

特性アビリティのロックについて

優先順位の低いアビリティを残したい場合などには、前述の黄鍵によるアビリティのロックが役立ちます。アビリティをロックすれば、本来の優先順位に関わらずそのアビリティを最優先で継承することができます。

例えば、優先順位2のアビリティをロックすれば、優先順位9のアビリティよりも上位に上げる事ができます。

こうする事によって、優先度の低いアビリティの消滅を防ぎつつ、継承を行う事ができるようになります。

ロックされたアビリティには黄色い鍵のアイコンがつきます。この事からロックしたアビリティについては「黄鍵」と呼ばれたりします。

特性アビリティをロックするには、同系列のアビリティのうち、同位または上位のアビリティを掛け合わせます。下位のアビリティを掛け合わせても黄鍵にはなりませんので注意してください。
例1:(白)開始時ATB+1 + (白)開始時ATB完全 = (黄)開始時ATB完全
例2:(白)物理攻撃+35% + (白)物理攻撃+35% = (黄)物理攻撃+35%
例3:(白)物理攻撃+35% + (白)物理攻撃+25% = (白)物理攻撃+35%

また、一度黄鍵にしたアビリティを白◎に戻したい場合は、同系統のアビリティで上書きする事によって可能となります。この場合は下位のアビリティであっても黄鍵ロックが外れてしまいますので注意してください。
例1:(黄)魔法攻撃+35% + (白)魔法攻撃+35% = (白)魔法攻撃+35%
例2:(黄)魔法攻撃+35% + (白)魔法攻撃+10% = (白)魔法攻撃+35%